ナガソデ

Id 6
Modified 5/31/07, 5:12 PM

Title

今の自分を疑うこと

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奥さんが読んでいた本に書いてあったのですが、象というのは1トンものものを持ち上げられる力を持っているそうです。

にもかかわらず、サーカスで飼われている象などは、大人の象なら簡単に壊せるくらいの杭でつながれているものがいて、何故かそれを自分でははずさないらしいのです。

原因は、思いこみなのです。象は子供の頃にその杭をはずそうと試みましたが、まだちっちゃく力もないため、はずせません。それを記憶してしまったため、大人になっても「自分にははずせない」と思いこんで杭を壊さないのです。

境界性人格障害の方によく見られるのは、自分をひどく嫌っているにもかかわらず、一方で自分を信じて疑わない場合があります。

「自分だけは○○やってもしょうがないんだ」
「自分が嫌われているのはあたりまえなんだ」
「○○は常識でしょ」

子供の頃からの様々な体験で、そう思うようになってしまった方も多いと思います。しかしそれは本当に事実なのでしょうか?

自分を信じすぎ、いつまでも逃れられない苦しみの檻の中に閉じこもっている可能性はありませんか? 思い切って自分を疑って全く違う事を行ってみる勇気も必要です。これは世の中全ての人に言えることです。

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ナガソデ